コンセプト
幼少の頃、父が植物を育てているのを見ていて不思議に思ったことを今でも覚えています。
虫や寒さ暑さに頭を悩ませ、花を咲かせるために思った景観を造るために力を注ぐーある日、ひょんなことをきっかけにサボテンを育てることになり、そんな父の気持ちがわかったような気がしました。
成長が早いものから遅いものまで、その日々の変化はとても刺激的なものでした。
自分の写鏡になる時もあれば、ちょっとした時間の逃避行場所にもなります。また、気候によって変化をするさまを観察していると、人間自身も生物であることを痛感させられます。
自分の写真家としての理念と同様、サボテンを通して皆様の生活に新たなきっかけをもたらすことができたらと考えます。